悩み

女性はなぜ あんなに複雑なのですか?

本当に女性は複雑?

 実は女性は複雑ではありません。

特に「何が彼女を喜ばせるか」という点では複雑とは言えません。

女性に喜びと安心感をもたらすものは些細なことなのです。

しかしそう言われてもAS男性には受け入れがたいでしよう。

彼らの多くが「女性は地球上で最も複雑な生き物だ」と思い込んでいます。

もちろん女性は複雑だという意見はあながち誤りではありません。

女性は感情的になることがあります。

そして感情とは非常に複雑なものです。

しかし、女性が男性に求めることは、かなり単純明快で「複雑」から は程遠いのです。

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アナログの腕時計で考えてみる

 アナログの腕時計を例にとって一見矛盾するようなことを説明したいと思います。

アナログ時計の中身は数多くの極小部品で成り立っています。

時計が正確に動くには、それらの部品がすべて収まるべきところにきちんと入っていなくてはなりません。

いくつもの小さな歯車は精密に入り組ん だメカニズムと連接に支えられています。

腕時計そのものは確かに複雑で精巧な装置です。しかしこの驚異的な発明品を実際に動かし、時間を刻み続けているものは、たった一つの小さなぜんまいなのです。

時計の横についているやはり小さなネジを巻くだけでこのぜんまいは動きます。

ネジを巻くのは簡単です。

ラジオ、コンピュータ、テレビ、車のエンジンも同様と言えるでしよう。

いずれも構造は複雑なのに、ダイヤル、マウス、ボタンやキ一つで操作できます。

女性も感情面では複雑ですが、幸福のためにパートナーに求めていることは至って単純です。

彼女の要求を見落とすな

彼女のニーズはあまりにもささやかなことなので、AS男性はしばしば完全に見落としてしまいます。

複雑な構造を理解し、誤った組み立てを修復するようにプログラムされている高度に論理的なASの脳がそうさせてしまうのです。

AS男性は相手の女性の行動の観察、分析、処理、理解に時間をかけましょう。

論理的な答えを探し、分類していきましょう。

彼女の感情はもはや完全に非論理的に思えるかもしれません。

しかし、何とか理解しようと努力をしてください。

地雷原のように思えるでしょうが、衝突を避けるべく細心の注意を払って対応できるようになるでしよう。

一方、彼女が本当は何を言いたいのか、あるいは何をしてほしいのかという追求ばかりに熱を注ぎ、相手とうまくかかわるタイミングやチャンスを逃してしまう人も少なくありません。

彼女をちょっと抱きしめる、問題解決ばかりに走らず話に耳を傾ける、などささやかなことをし損ねてはいないでしょうか。

彼女は愛されていることを実感できるような言葉を聞きたいのかもしれません。

何かを直してほしいと言っていないのに、彼が「直し」のモードに入って、大切なチャンスが無駄になることもあります。

そうなると彼女は無意識に「自分は大切に思われていない、愛されていない」と感じます。

ASの知識がない女性は強くそう感じます。

ただ抱きしめるとか、別なことをしてほしいと視線や身体言語で合図を送っているのに、どうして彼は無視するのかと当惑するでしょう。
 

こんな場合、どう対応すればよいのか

 かなりハードな一日を終えたAS男性が帰宅したところを想像してください。

ドアを開けると台所でパートナーの女性が鍋を手荒く扱っています。

明らかに何かに不満があるのです。

男性はドアのそばで彼女の行動を観察します。

無表情で一言も発せず、どうしたらいいか考えています。

きっと僕に対して苛立っているのだ、衝突ムードになるかもしれない・・・ と恐れる彼は彼女の行動には触れないことにしました。

彼女は流し台にもたれ、布巾を握りしめてすすり泣いています。

その様子は無視して彼はいつもの言葉だけを、それもできる限り冷静なトーンで言うことにしました。

「タ食、何時にする?」。

その質問は彼女にとって何とも冷たく無慈悲なものでした。

彼女は自分の気持ちをことごとく否定されたように感じました。

 「夕食なんてないわよ。たった今、母のところから戻ったばかりなのに!」 ここで突然、彼が最も恐れていた衝突状態が現れます。

彼女は怒っています。

彼は攻撃されているように感じます。

帰宅したとき私が腹を立てていたのは一目瞭然だったはず・・と彼女は思っています。

「何かつらいことがあったんだね。二人でゆっくりしよう。話を聴くよ」などと言って抱きしめてほしいのです。

これは簡単な対応です。

しかも彼女の苛立ちを収める速攻効果があります。

彼女はつらかったことを話し、彼の肩に顔をうずめて泣くでしよう。

その結果、彼女は「彼は話を聴いて支えてくれる。私を大切に思っている。愛してくれている」と感じるのです。

もし彼がASでなければ、このようなことを自然に行い、問題なく状況を緩和できたかもしれません。

解決法を考えることが正解ではない

 彼女は僕に対して怒っているのではないと直感で、あるいはちょっと考えてわかるとよいのですが、AS男性は彼女の怒りだけを感じ、非常に防衛的になってしまうことがあります。

そうなると彼は逃げ道か解決法を考え始めます。

実際に彼女の気持ちをないがしろにしてそこから立ち去ったり、極端な防御態勢に入り「お母さんのところに長居しなきゃよかったんだよ。夕食の時間に戻れたかもしれないのに」などと言ってしまうかもしれません。

 このような状況でAS男性は相手の女性の落胆や怒りといったネガティブな感情のみに気をとられます。

何かおかしいことはわかっても、それが 何なのか、また自分は何をすべきなのかはわかりません。

即座に浮かぶのは、「自分が何かしたからか、あるいはしなかったからか」という疑念です。

そしてその疑念を前提として「彼女は理性的ではない」、「ただ僕を非難したいんだ」、「籠をふっかけている」という結論を導きます。

おそらく彼も苛立ちを表すことでしよう。

多くの場合、その場を去るという決断を下していると思います。

あるいはさらなる対崎を恐れて何も言わず、何もしないかもしれません。

いずれにしても女性は自分が一層拒絶されたような思いにかられ、落ち込むでしよう。

彼女から見れば、彼がその場から去るということは、自分とはかかわりたくない、話をしたくないという表れなのです。

私を傷つけたかったのだという思いが一層強まるでしょう。

彼女もその場を離れるかもしれません。

突然違き出すかもしれません。

傷ついた思いが怒りに変わることもあります。

彼の後をついて歩き、答えられそうもない質問をして説明を求めるかもしれません。

 このような状況はAS男性を圧倒し、混乱させることがあります。

苦闘の末に彼が出すのは「彼女は僕に落ち度があると思って攻撃している」という結論です。

しかしたいていの場合、その結論は外れています。

誰が悪いわけでもありません。

彼はわざと彼女を傷つけるつもりはなかったし、彼女も批判や攻撃をしようと思っていたわけではありません。

まず聞いてみることが、問題解決のスタート地点

  一般的に男性はパートナーの意図を読むのが女性よりも苦手です。

マインドリーディングの検査では男性よりも女性の点数が高いという結果がでています。

また、 女性は右脳が優位であるのに対し、男性は左脳が優位という見解も世間では広く受け入れられています。

男性の脳は線形処理や空間認識、体系化など女性があまり得意ではないと思われていることに秀でています。

一方、共感思考力、直観力では女性の脳が上回っています。

どんな人間関係でもマインドリーディングの問題は生じるでしょうが、ASの場合、その程度が非常に大きくなります。

状況からの学習が妨げられることもしばしばあります。

しかしAS男性本人が「問題の解明」に走りがちな性向を意識して抑え、また、憶測に基づいた罪悪感から防御態勢に入ることをやめるようにすれば、問題を避けることは可能です。

間離がややこしくなる原因は問題そのものにあるというより、問題への反応にある場合が多いのです。

例えば、職場の研修会や新しい仕事を学ぶ場面で指導者の指示がよくわからないとき、自分の性向に気をつけることを知っているAS男性は、勝手に部屋を出て行ったり、指導者に対して防御的になったりはしません。

具体的に何をすべきなのか尋ねるでしょう。

どうしたらよいのか教えてほしいと言うはずです。

このアプローチがパートナーとの関係にも必要なのです。

何が彼女を苛立たせているのか、怒らせているのかは、彼女に聞いてみなければわかりません。

彼女がASについて知っているなら、必要なことは言葉ではっきりと説明するべきだと理解するでしょう。

もちろん、毎回直接尋ねるのが良いとは限りません。

状況や彼女が怒っている理由によってはうまくいかないこともあるかもしれません。

しかし、まず聞いてみることが、問題解決のスタート地点になります。

やるべきことは、思ったより簡単なこと

ASの 特性を理解する女性ならきっと、「この人は何とかしようとしてくれている。私のことを気にかけてくれている」と思うでしょう。

AS男性が覚えておくべき最も大切なことは、パートナーが問題を抱えているときには直接頼まれない限り、たとえ解決策を見つけたと思っても、解決したいという衝動を抑えることです。

ほとんどの場合、彼女が求めているのはハグや優しい言葉、あるいは単に話を聴いてもらうことなのです。

AS男性にできることばかりです。

そしてどれも本当に簡単なことなのです。

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